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「レンタルって、何をすれば良いんだ?俺が借り主ってことは、メイドのお前は俺の指示通りに……」
「きゃっ」
女の子は胸を手で覆い隠した。
「おじさん今エロいことを考えましたね。私が巨乳だからって……」
「いやお前、胸元から猫耳やらICレコーダーやらを出す度にしぼんでいってるぞ」
「セクハラ禁止ーっ」
痛いっ。顔面をグーで殴られた。幽体離脱していても痛みを感じるとは知らなかった。
「じゃあこれから1日、おじさんとデートしてあげます。私の行きたいところに連れてってください」
「嫌だ」
俺は即答してやった。
「そんなこと言わずに、女子高生メイドと1日デートしたって話を冥土の土産にしてください!あ、今のはメイドと冥土で駄洒落てみました」
笑えねえよ。
「冥土に行く、つまり俺は死ぬのか?」
「お医者さんでもないのに、私にわかるわけないじゃないですかー」
俺が自転車に跳ねられて死ぬのはわかってたのに、これからどうなるのかはわからないのか?
「だってえ、おじさんがレンタルを嫌がってこんな事になるなんて予想外だったから、わかんないよー、自業自得ってやつだよね!」
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