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でもこの歳になって女子高生とデートするのも悪くはないか。幽霊だけど。
「わかったよ。じゃあ今から1日、お前をレンタルしてデートしてやるよ」
「お前って言うな。葉子って呼べ」
確かに名前で呼び合うほうがデートっぽいな。
「わかった、俺の名前は……」
「あ、それ要らない。おじさんって呼ぶから。あとデートしてやるってなによ?デートさせていただきます、でしょ?」
「はい、デートさせていただきます」
「よろしい、そうと決まれば善は急げ、行くわよ!」
「おう!」
俺はうっかり立ち上がって、天井裏の低い天井におもいっきり頭をぶつけた。幽体離脱中なのにやっぱり痛い。
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