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中学1年生初日
入学式が終わったその後は、授業体験ができた。
授業体験は自分が好きな教科の授業を事前に選び、2年生と一緒に受けるといった形だ。その後、部活動体験がある。自分はもうどの部活に入るか決めたていた。実は2,3ヶ月前に部活動体験をしている。その時は吹奏楽部の演奏を生で聴いた。その演奏を聴いた瞬間、私は鳥肌が止まらなかった。自分は国語が好きな為、国語の授業を受けた。その授業は五七五のかるたを2年生と作って遊ぶといった内容だった。自分の班は、4人グループだったが、自分以外全員男子だった…
でも2年生の男子は優しい人達ばっかりで、とても楽しかった。部活動体験は最初に3年生の代表の人が「この部活はこういう活動をしているよー」と言った感じで説明されてあとは自由な形になっていた。自分はさっきも言った通り入りたい部活は決まっている。吹奏楽部だ。理由は、至って単純。入学式の演奏が感動したから…!とかではなく、あみちゃんが吹奏楽部に入るから。あみちゃんはお姉ちゃんが吹奏楽部に入っていたから入るみたいだ。
自分はあみちゃんと一緒に音楽室に向かった。
吹奏楽部の人達は皆明るく優しかった。正直言うと吹奏楽部の人達はもっと暗くて陰キャみたいな人しか居ないイメージだったからびっくりした。吹奏楽部では楽器体験ができた。自分はどうすればいいかあみちゃんと戸惑っている所に部長のみゆさんが話しかけてくれた。
「何かやりたい楽器はある?」
自分とあみちゃんは顔を見合せて首を傾げ、特にないよね?といった感じでニコッとした。
「特に無いです…」
そう答えるとみゆさんはこう言った。
「じゃあ何か知ってる楽器はある?」
「トランペットとか…?」
そういうとみゆさんは私達2人を案内してくれた。
そしてトランペットを体験した後、下校の時間になってしまったので明日また次の楽器を吹くことにした。吹奏楽部の人達は全員で私達1年生(吹奏楽部で体験をしていた1年生)を玄関で見送ってくれた。
「ありがとうございましたー!」
「さよならー!」
「明日も来てねー!」
「あっはい。さよならー」
優しい人達だなと思った。玄関からでると空が薄ら暗くなってきていた。その中私とあみちゃんで2人で話しながら帰った。
「バイバーイ!」
「バイバイ!」
私達中学1年生の初日はこれで終わった。
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