信号機2

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信号機2

ただ、今日はいつもと違って、多分調子が悪かったんだと思う。 いつもより余計に痛みを感じたってことは、私はいよいよダメなのかもしれない。 不毛なことだって言うのはとっくの昔からわかってるのに、どうしてだろうね。 あの子って太陽みたいだから。 ありきたりで、バカみたいなこと言ってるって、わかってるんだけど。 あったかいし、見捨てないし、いつも笑ってて、私と一緒にいてくれて。 そう、一緒に、いてくれた。 だからつい欲しくなった。 そう思ってしまった日から、私は何度もあの子のことをなんとなく考える時間が多くなった。 いいんだよ、あの子は自由にしてて。私がおかしいんだから。私が勝手に傷ついたりしてることなんて、一切気にしないで欲しいし、できれば気づかないで欲しい。 それでも、あーあ、って思うくらいは許してよ。 まーたしばらくは、放課後にあの子の家には寄らずに真っ直ぐ自分の家に帰る日々がはじまる。 それでも、駅や塾で会えば、新しく出来た彼氏とやらの話を適当に受け流して、あっそう、って、興味ないし、って感じで聞いてあげるんだろう。 それが私の役目で、そうするしかないこともわかってるから、ただ毎回、「アンタに話してもやっぱりつまんないなあ」と言われようとも、同じように対応をする。
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