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「別れ話みたいだと思った」
「なんかしたくなった」
とかなんとかそんなこと。
「それは別にいいけど」
私の気持ちは無視なんですね、って冷めた気分になっちゃって。
「いいんだ」
なのにへらへら笑うから。
「変なの」
本当、変なのって思って私までなんかにやけた。
普通に自分の煙草一本くれたらよくない?って言いたかった。
でも、ああ、こいつももうなくなったのかな、なんてそれだけで妙に納得して。
だって今日、こいつ煙草吸ってなかったしな、なんてそんなこと思い出して。
私があんまり喋らなくなったからか、もう公園には用はなくなったのでその日は二人とも帰った。
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