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エンディングロールが流れた後、画面のロキが語り掛ける。
『僕は、大切なものを失いかけて、仲間のお蔭で取り戻すことができた。
大事なのは自分の気持ち。
僕は僕。
またいつか君と出会うその日まで、この村で誰かのために自分にできることを考えてみるよ』
外で蜂須と磯穂の二人が秋路を学校へ誘う声が聞こえる。
僕は僕…
秋路は重い自室のドアをゆっくりと開けた。
いつしか外は朝を迎え、眩しい朝日が窓から差し込んでいた。
〈了〉
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