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時生くんはあれから学校に毎日通えるようになった。映画を作るにはいろんなことを知らなくちゃいけないし、あの監督のように多くの人と関われるようにならなくちゃいけないと言っていた。あのプロジェクトもことのほか順調なようで、クリエイターもクリエイターの卵も、素人の人も多くの人々が関わって、とても素晴らしい作品が完成しそうだと言っていた。
ぼくはときどき、明田くんに絵を見せている。明田くんはその絵を褒めてくれる。明田くんはお世辞の言えるような器用な人間ではないので、ほんとのことだろう。NFTの登録にはいろいろ準備が必要で、もう少し時間がかかるかもしれないが、その前に明田くんがぼくの価値をしっかりと証明してくれているんだ。
ぼくなりのランスロットとグイネヴィア。その絵の価値を、自らの価値をさらに上げるためがんばろう。彼のがんばっている姿をあんなに見せつけられちゃうとね。さあ今日も、新しい価値を生み出そうか。
おしまい
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