家出の場所

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「あかり、先に風呂入れー」 「ありがとう」 私は服を脱ぎ、お風呂に入った。 はぁ… これからどうしよう。 泊めてもらったのはいいとして、いつまで泊まってられるかよねー でもほんとにお母さん私に任せっきりで嫌だし。 私はブツブツといいながらお風呂を出た。 「悠斗ー、出たよー」 「はぁぁい!?」 「なんでそんな驚くのよ」 「お前さー、もう高校生なんだからパジャマくらい着ろよ!シャツで出てくんな!」 「えー、だって暑いじゃない」 「とにかく着ろ!」 「なになにぃ?悠斗もしかして私の体に興味あんの?」 「うるさいなー」 「胸触ってみる?」 「えっ…」 「嘘だよーw」 「はぁ、なんかお前といると疲れるわー」 悠斗はお風呂に入っていった。 「悠斗のやつ、やっぱ男だなー!」 私は一人でニヤニヤしていた。 「今度は全裸で出ようかな、いや、それはやめとこ。流石にやばい」 幼なじみだからと色々考えてしまう。 そんなことを考えているうちに悠斗がお風呂から出てきた。 「あちー、さっぱりした。」 「ん?」 思わず声が出てしまった。 なんかかっこよく見えてしまった。 「ん?」 「い、いやぁ…なんでもない」 なんか変な気分…。
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