家出の場所

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「あかり、俺の部屋だけど寝るの平気?」 「うん」 「じゃあ俺、そこで寝るからあかりはベッドで寝て」 「えっ…いいよ床で」 「遠慮しなくていいから笑」 「ありがと。」 優しいな。 これじゃあモテるね。 「ねぇ、悠斗って彼女いるの?」 「えっ、いやぁ、どっちだと思う?」 え、いるのかな… だとしたらなんか、嫌だ。 「ねぇ。起きてる?」 「起きてるよ」 「何か話そう?」 「いいけど何話すん?」 「フッ、恋バナだろッ☆」 「お前恋バナになると頭おかしくなるの何なん?」 「いや、めっちゃ失礼ッッ!」 「いやーw」 「悠斗好きな人いるの?」 「いる」 あ、いる…んだ… 「誰?」 「教えない」 「私の知ってる人?」 「そうかもな。」 「そうかもってなんだよ!」 「別にいいだろー」 「身近な人?」 「あぁ。すごくすごーく身近な人だよ」 「誰だよー」 「教えねーよ」 私はしばらく考えた。 「わかったかも。」 「え?」 「お母さんだろ?☆」 「キランってやるんじゃねーよ。てかちげぇよ!」 「つまんなー」 「もう寝ろ!」 「はーい」
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