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第2話~みんなは…~
優生架は、部活を休んでいるため、小学生の頃のミニチームで進学し、中学生の部に進んでいる。
「神凪監督!」
優生架は、急ぐようにして監督を呼び止めた。
「どうしたの?優生架。」
優生架は、先輩がいっていたことを話す。
「そう。私は構わないけれど、そのメンバーたちがみるだけってのも気になるわね。」
優生架は、監督の言いたい事が分かった。
「体験。して貰いますか?」
監督はニヤついた。言いたい事が当たっていたようだ。
「そうね」
そして、翌日の部活の時間に顧問もいる状態で話した。
「…ということがありまして、監督に聞いてみたところ構いませんとのことでした。」
全員が喜んだような表情を浮かべた。
「ですが、見学だけという訳ではなく、ぜひ体験していただきたいとのことでした。」
全員が頷いた。
そして、こっちの都合等も話して、どちらも了承が取られた。
―2日後―
私が指揮をとる。
「では、これから向かいます。」
そして、ミニチームの体育館に着いた。
「ここです。」
みんなは普通の体育館だと思っている。
確かに普通の体育館だ。でも、中での練習はキツイ。
神凪監督が出迎えてくれた。
「ようこそいらっしゃいました。」
顧問と監督が話している。その間にメンバーたちには準備を促した。もちろん明林学校の生徒にも。
少し時間が経ち、監督達の話しも終わりに生徒達の準備ができたらしい。
「明林学校の皆さんようこそいらっしゃいました。私はここのミニチームの監督をしています神凪と申します。本日はよろしくお願いします。」
全員がよろしくお願いしますと返答していた。
監督自身の紹介が終わると、私達の番がやってくる。といっても紹介されるのは私だけ。なぜなら、キャプテンだから。
「皆さんご存知かも知れませんが、こちらにいるのがミニチームのキャプテン東野優生架です。」
全員が驚愕していた。そんなにも意外だろうかと私は思った。
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