第一部・登場人物紹介

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第一部・登場人物紹介

(いな)()一郎(いちろう)(僕) 高校一年生。内気な性格で人付き合いが苦手。中学生時代のある事件がトラウマになり、ゲイである自分を責め、苦しむ。だが、赤阪翔との再会が一郎の運命を大きく変えていく。 ・赤阪(あかさか)(しょう) 高校二年生。イケメンで勉強もスポーツもできる完璧人間。その一方でちょっと子どもっぽい一面も。一郎が小学生のときから追い続けていた初恋の相手。一郎と再会したことを機に、彼の運命もまた大きく動き出す。 ・桐谷(きりたに)(みなと) 高校一年生。少年のような愛らしさと無邪気さをもつが、その裏には人前には出さない闇を抱えていた。一郎や翔と夏休みのイベントで出会い、一郎に少しずつ気持ちを動かされていく。 ・(みな)()(りょう) 高校二年生。同級生の男子生徒に恋をするが、その想いを告げることができずにいた。一郎・翔・湊と夏休みのイベントで出会う。真面目で無骨な性格だが、他人の心に人一倍敏感。 ・新藤(しんどう)南美(なみ) 高校二年生。料理部の先輩にして部長。なにかと調子のいい性格。 ・水沢(みずさわ)(さく)() 高校二年生。料理部の先輩。実は翔に想いを寄せている。 ・荒川(あらかわ)信一(しんいち) 高校一年生。一郎のクラスメートにして友達。恋愛に興味がなく、同性愛を隠す一郎にとっては一緒にいて過ごしやすい存在。 ・荒川(あらかわ)(こう)() 中学三年生。信一の弟。ゲイであることが両親の知るところとなり、一郎たちの元へ相談に訪れる。 ・笹原(ささはら)(はな) 高校一年生。演劇部員にして文学少女。一郎は、華を「好きな女の子」だと周囲に話していたのだが・・・。 ・宮上(みやがみ)(けい)() 高校一年生。料理部員。ホモフォビアな発言を繰り返す。 ・(はら)()(れん)() 一郎の中学時代の同級生。翔にどことなく似た雰囲気があり、一郎は彼が気になりだす。だが、彼が一郎にトラウマを植えつける張本人となる。 ・一郎の母 優しい性格でいつも一郎の心配をしていたが、一郎の心がすさんでいた中学時代に病死してしまう。母の死が一郎の心に大きな傷を残すことになる。 ・一郎の父 楽天的で細かいことを気にしない性格。仕事に追われ、ほとんど家を空けている。 ・翔の両親 息子の翔と一郎との関係に薄々気付いていたが、なかなか言い出せずにいる。
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