act.4 金風(きんぷう) 

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 風呂から出た父ちゃんが俺を駅に送ってくれる。  その車の中で、俺は子供の名前を『 鷹 』と名付けるつもりだと父ちゃんに告げる。  強そうないい名だと父ちゃんが笑う。その名に込められた想いはきっと父ちゃんにも通じていると思う。    それはきっとエルス父さんにも。  あの父さんの作ってくれた積み木で遊ぶ鷹の姿を、今から心待ちにしているに違いない。
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