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学校復帰当日の朝 目覚まし時計の音がガンガン鳴り響き鼓膜が刺激された。 いつもの通学路を忘れてしまうほど記憶が鈍くなり、地図で検索しなければ場所がわからなくなっていた。 倍以上をかけて、学校へつくと一番の親友で優等生の裕二が出迎えてくれた。 「久しぶり もうあんたがいなかったせいでクラスが静かだったんだぜ。」 教室のドアを開ける。 生徒が疎らで静かだった室内に一気に歓声が広がる。 自分がアイドルになったみたいで少し照れる。 しかし友樹の席が除かれていた。 「友樹はどうしたの? 前まで元気に来てたじゃん。」 禁断の質問をしたかのように顔が引きつっていく。 「友樹は.....」 〜一週間前〜 どうして誰もフォールクエストをやってくれないんだ。 いつ訪れるか分からないエンディング画面を見るために奔走しているのに全員鼻で笑ってくる。 許せない 許せない 許せない....... 右手にナイフ 一番バカにしてきた男女四人グループの腹部にグサリ 廊下を伝う血の跡  教室に飛び交う血吹雪 手についた血を舐める 吸血鬼のような気分 早くフォールクエストを フォールクエストを スイッチオン   〜 さ ぁ も う す こ し で こ の も の が た り は お わ る 〜
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