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一ヶ月後
退院してから、体が軽くなり また普通の平和の日常を過ごした。
「ねえねえ
あのゲームのエンディング何か教えてくれない？」
「嫌だよ もう話題に出さないで。
エンディングなんて知りたくもない。」
「ハハッ
そうだよな。 でも俺の父さんの友達知ってるみたいだぜ。
でももうその友達行方わからないらしいし、もう二十年以上前の話なんだけどな。」
冗談を言い合って笑い合える仲間の存在
毎日日常生活を紡いでいく家族の存在
それらがゲーム一つで壊されてしまうなんて胸がゾッとしてしまう。
〜一年後〜
「次のニュースです。
去年発生した 一家と女児の連続変死事件の被疑者 加藤 友樹被告の裁判で加藤被告に死刑が言い渡されました。
加藤被告はたまらなくやったと供述しており、反省の色も見られなかった模様です。」
さぁ 早くエンディングを
この檻からいち早く抜け出して エンディングを見なければいけない。
裕二のお父さんだってエンディングを見たんだから俺も絶対に見れるのに。
「早く出せよ 早く 早く 出してくれよ!」
〜三年後 七月 〜
加藤 友樹 死刑執行
彼は最期までエンディングを見てやると狂気に満ち溢れた表情で笑っていた。
「こ れ で ト モ キ ン グ の
も の が た り は お わ り
クリア No.2 加藤 友樹
END」
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