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後編
875:考察班
なんだかんだ丸一日経っちゃったな
876:以下、名無しにかわりまして冒険者がお送りします
のんびりスレを消費していたが
もうすぐ終わるぞ
877:以下、名無しにかわりまして冒険者がお送りします
こうなったら報告スレ待ちかね
878:以下、名無しにかわりまして冒険者がお送りします
掃除夫とスライムハンター共々、肉食スライムに食われた可能性
879:以下、名無しにかわりまして冒険者がお送りします
>>878
それな
880:以下、名無しにかわりまして冒険者がお送りします
スレ主ちゃんも書き込みに来てないしな
881:以下、名無しにかわりまして冒険者がお送りします
掃除夫はスレ主ちゃんに、村が滅んだことを伝えたんだろうか?
882:以下、名無しにかわりまして冒険者がお送りします
スレ主ちゃん、帰る場所無くなったんだよな
883:以下、名無しにかわりまして冒険者がお送りします
なぁ、誰か他に現場に向かったやついねぇのかよ?
884:以下、名無しにかわりまして冒険者がお送りします
少なくとも未だにこの掲示板の存在を知ってて、かつ現在進行形でここを覗いてて、さらに現場近くにいるってなるとなぁ
かなり条件的に絞られるだろ
885:掃除夫
死ぬかと思った
戻ったぞー
886:以下、名無しにかわりまして冒険者がお送りします
あ!!
掃除夫!!
887:以下、名無しにかわりまして冒険者がお送りします
良かった食われてないな
888:以下、名無しにかわりまして冒険者がお送りします
スライムハンターはどうした?
889:掃除夫
順番に説明する
まず、察してるだろうが、あの時俺が訪れた村が件の肉食スライムに襲われた
祭りの最中だったってのもあって、すぐに場は混乱した
それもそのはずで、村祭りのために村の中心の広場では神官や村長、あと村人が神様に対して村の繁栄と五穀豊穣を祈願する儀式の真っ最中だった
そこに肉食スライムは乱入して、儀式の中心にいた神官を丸のみした
続いて、とっさのことに事態を把握できていなかった村長の上半身が食い千切られた
内臓と血が噴き出して、背骨が魚を食べた時みたいに剥き出しになった
数秒して、村人の誰かが悲鳴を上げた
そして、我先にと逃げようとする人で村の中はとんでもない騒ぎになった
俺の叫びは、ここにも書きこまれてたから割愛する
890:以下、名無しにかわりまして冒険者がお送りします
うわぁ
891:以下、名無しにかわりまして冒険者がお送りします
ですよねぇ
892:掃除夫
そうして、村の外に逃げる奴
家の中に逃げる奴
逃げようとするやつを引き倒して我先にと、どこかに走っていくやつ
そんな混乱の中、子供やお年寄りが転んでそんな人たちをお構いなく踏んづけてやっぱり逃げていくやつ
いやぁ、うん、もう醜いったら無かったね
まぁ、仕方なかったってのはわかるけどさ
そんな混乱の中に、金属が擦れあうような甲高い音を響かせながら、スライムハンターが現れた
状況と見慣れない武器、この甲高い音の正体がその武器――チェーンソーだったんだが
そのチェーンソーを手に、スライムハンターは肉食スライムへ斬りかかった
チェーン、つまり鎖の名前の通り超高速で回転する刃の部分が鎖みたいになってた
振動してるようにも見えた
で、そのチェーンソーの効果は抜群だった
切りつけたところが砕けたゼリーみたいになってさ
肉食スライムの方も、少しは痛みを感じてるのか
こう、咆哮みたいなのを上げてたな
んで、のたうち回るようにボヨンボヨンとあちこちを跳ねまわったんだ
この時の跳ねまわりの巻き添えを食った村人が何人か押しつぶされて、まぁ潰れたトマトになって死亡した
893:以下、名無しにかわりまして冒険者がお送りします
もはや災害だな
894:以下、名無しにかわりまして冒険者がお送りします
ヤバいモンスターの前だと、だいたいの種族は無力なもんだよ
そういう意味では災害ってのは言い得て妙だな
895:掃除夫
村人の中にも魔法を使える奴がいるにはいたんだが
それが目印になったのか
攻撃を加える奴から食われていった
896:以下、名無しにかわりまして冒険者がお送りします
不謹慎かもだが
順調に食われてくなぁ
897:掃除夫
そうして村人を食べるとある程度、砕けたゼリーになった部分が再生するらしくてな
スライムハンターは、急いで勝負に出た
ほら、スライムって魔核、人間でいうところの心臓とか脳みそに当たる部分があるじゃん?
それを狙って武器を今度はドリルってやつに変えて、攻撃に出たんだ
行ける、俺もそうだが村人もそう思ったに違いない
でも、反動をつけて肉食スライムはスライムハンターに飛び掛かった
そして、スライムハンターの下半身を食いちぎった
村長と同じように、内臓と血をぶちまけながらスライムハンターは力を無くして武器をその場に取り落としてしまった
898:以下、名無しにかわりまして冒険者がお送りします
スライムハンター死んだのか
899:以下、名無しにかわりまして冒険者がお送りします
まぁ、そういうことだろうな
900:以下、名無しにかわりまして冒険者がお送りします
まじめな話、ほんと簡単に死んでくな
901:以下、名無しにかわりまして冒険者がお送りします
しかも、この前段階で村が一つ滅んでるしな
902:以下、名無しにかわりまして冒険者がお送りします
>>901
そういやそうだった
((((;゜Д゜))))ガクガクブルブル
903:以下、名無しにかわりまして冒険者がお送りします
税収落ちそう
大丈夫か、国
904:以下、名無しにかわりまして冒険者がお送りします
それで、どうなったん?
905:以下、名無しにかわりまして冒険者がお送りします
掃除夫が書き込み出来てるってことは、一応倒せたってことなんだよな??
906:掃除夫
>>905
まぁな
907:以下、名無しにかわりまして冒険者がお送りします
どうやって倒したん??
908:以下、名無しにかわりまして冒険者がお送りします
スライムハンターの置き土産の武器使ったん?
909:以下、名無しにかわりまして冒険者がお送りします
∧_∧
( ・∀・)ワクワク
oノ∧つ⊂)
( ・∀・)ドキドキ
oノ∧つ⊂)
( ・∀・)ワクワク
oノ∧つ⊂)
( ・∀・)ドキドキ
oノ∧つ⊂)
( ( -∀-)オモイ・・・
oノ∧つ⊂)
( ( ;∀;)ツ ツブレル・・・
∪( ∪ ∪
と__)__)
∧__,,∧ つ…潰れた
⊂(⌒つ ・∀・)つ
⊂(⌒つ T∀T)つ
⊂(⌒つ T∀T)つ
⊂(⌒つ T∀T)つ
⊂(⌒つ T∀T)つ
⊂(⌒つ T∀T)つ ダカラ イッタジャナイカ…
910:以下、名無しにかわりまして冒険者がお送りします
不謹慎の塊がいるな
911:以下、名無しにかわりまして冒険者がお送りします
人の不幸は蜜の味だしな
912:以下、名無しにかわりまして冒険者がお送りします
つーか言っちゃなんだが、スレ主ちゃんの村はわからんが
その周辺の村の連中、ぶっちゃけ感じ悪いぞ
913:以下、名無しにかわりまして冒険者がお送りします
>>912
そうなん?
914:912
何回か複数の村から仕事の依頼受けたことあるんだが
本来の依頼料払えないからって、勝手に野菜で代用しようとしたり
そもそも、こういう人助けに金銭を要求すんのはどうか、とか依頼が終わったら言い出したりってのがあった
まぁ、ここだけの話じゃないけどな
915:以下、名無しにかわりまして冒険者がお送りします
あー、そういえば
そういうことが余りにも続くもんだから
仲介する冒険者ギルドが前金を徴収するシステム作ったんだよな
916:以下、名無しにかわりまして冒険者がお送りします
なるほど
917:以下、名無しにかわりまして冒険者がお送りします
酷い村だと依頼料自体を払わずにいちゃもんつけて、仕事した冒険者を追い払うところも昔はあったぞ
918:以下、名無しにかわりまして冒険者がお送りします
怖い怖い
919:掃除夫
他に戦える人いなかったしなぁ
コルセットのお陰で腰の具合も良かったし
だから、最初に肉食スライムに大ダメージを与えたチェーンソーで俺は切りかかった
チェーンソーは俺の魔力を吸い上げると同時に歯が回転した
手に伝わる振動に慣れてなくて取り落としそうになった
そこを肉食スライムは見逃さず、大きな口?
まぁ、うん、便宜上口にしておこう
口を開けて襲い掛かってきた
920:以下、名無しにかわりまして冒険者がお送りします
うわぉ
921:以下、名無しにかわりまして冒険者がお送りします
マジか
922:掃除夫
俺は咄嗟に、チェーンソーから手を離して逃げた
チェーンソーはスライムに丸のみされた
そして、スライムは武器を失った俺に再び狙いを定めた
勢いをつけて飛んできたスライムを何とか避けたものの
すぐに態勢を立て直して、肉食スライムはまた俺に向かって跳んできた
923:掃除夫
やっべー、まじヤベェ
そう声に出した俺の目に、スライムハンターが遺したもう一つの武器が入った
そう、ドリルだ
俺はもう一度肉食スライムを避けると、そのドリルの元に向かい、手にした
チェーンソーの時と同じように、ドリルは俺の魔力を吸い上げて、チェーンソーとはまた違った回転を見せてくれた
そして、すぐそこに肉食スライムが迫っていた
もうやけくそで、俺はドリルの先端をスライムの大きく開いた口へ向けて突き出し、それこそ突撃槍のように突進していった
そう、そうだなドリルをわかりやすく説明するなら、回転する突撃槍を思い浮かべてもらえばいいかもしれない
そうして、俺は肉食スライムに突撃した
924:以下、名無しにかわりまして冒険者がお送りします
wktk
925:以下、名無しにかわりまして冒険者がお送りします
ドキドキ
926:以下、名無しにかわりまして冒険者がお送りします
おお、特攻をかけたのか
927:掃除夫
そしてそのまま丸のみされた
928:以下、名無しにかわりまして冒険者がお送りします
いや、丸呑みされたんかい!
929:以下、名無しにかわりまして冒険者がお送りします
Σ(・□・;)
930:以下、名無しにかわりまして冒険者がお送りします
それでそれで?
931:掃除夫
そんで、かまわず前に進み続けてたら、運よく魔核を破壊することに成功
ついでにスライムの体を突き破って外にも出れた
ただ体液でグチョグチョになるわ
臭いは酷いわで、ちょっとした地獄だった
932:掃除夫
それから、誰かが呼んだらしき軍がやってきて
事情を説明することになり、さっき解放された
また日を改めて、事情聴取するとか言ってた
933:以下、名無しにかわりまして冒険者がお送りします
なんとまぁ
934:以下、名無しにかわりまして冒険者がお送りします
とりま、掃除夫お疲れ
935:掃除夫
あー、そうだ
嫁さんがさ、スレ主ちゃんのこと面倒見るって決めて
俺がスライム相手に死闘を繰り広げてる間に、養子縁組の手続きしてきたらしい
嫁さん、仕事が早いよ
936:以下、名無しにかわりまして冒険者がお送りします
嫁さんwww
937:以下、名無しにかわりまして冒険者がお送りします
まぁ、ともかく
お疲れさん
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