夏休みとミケネコーンと沖縄そして美依奈

22/28
前へ
/145ページ
次へ
「あれ? シーサーの置物が落っこちているよ。シーサーたんにそっくりだよ」 みっきーが言った。 「シーサーの置物? シーサーたんに似ているの?」 わたしは、みっきーが手にしているシーサーの置物に視線を向けた。 「あ、本当だ~シーサーたんそっくりだね」 「うにゃん! シーサーたんにめちゃくちゃ似てますにゃん」 ミケネコーンもシーサーたんに似ているシーサーの置物を見た。 「あはは、目がギョロギョロとしていて喋りそうだね」 みっきーはシーサーたんによく似た置物を眺めクスクス笑った。 「うん、~じゃ~って喋りそうだよ」 「うにゃん、この子はシーサーたんのお友達かもですにゃん」 「ミケネコーンちゃんが話してるシーサーたんにそのシーサーの置物が似ているの?」 美依奈もシーサーの置物を覗き込んだ。 「うん、ギョロとした目がそっくりなんだよね」 わたしは答え、みっきーが手にしているシーサーの置物に手を触れた。 すると、その時……。 シーサーの置物の目がまばゆく光った。 「わっ、何これ!」 「ええっ!?」 「う、うにゃん~」 「わ~!!」 わたし達はびっくりして叫んだ。
/145ページ

最初のコメントを投稿しよう!

29人が本棚に入れています
本棚に追加