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「あれ? シーサーの置物が落っこちているよ。シーサーたんにそっくりだよ」
みっきーが言った。
「シーサーの置物? シーサーたんに似ているの?」
わたしは、みっきーが手にしているシーサーの置物に視線を向けた。
「あ、本当だ~シーサーたんそっくりだね」
「うにゃん! シーサーたんにめちゃくちゃ似てますにゃん」
ミケネコーンもシーサーたんに似ているシーサーの置物を見た。
「あはは、目がギョロギョロとしていて喋りそうだね」
みっきーはシーサーたんによく似た置物を眺めクスクス笑った。
「うん、~じゃ~って喋りそうだよ」
「うにゃん、この子はシーサーたんのお友達かもですにゃん」
「ミケネコーンちゃんが話してるシーサーたんにそのシーサーの置物が似ているの?」
美依奈もシーサーの置物を覗き込んだ。
「うん、ギョロとした目がそっくりなんだよね」
わたしは答え、みっきーが手にしているシーサーの置物に手を触れた。
すると、その時……。
シーサーの置物の目がまばゆく光った。
「わっ、何これ!」
「ええっ!?」
「う、うにゃん~」
「わ~!!」
わたし達はびっくりして叫んだ。
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