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「沖縄の海にいたのか~シーサーたんたん、会いたかったのじゃ~」
「俺はずっとここにいたのじゃ~シーサーたん。会えて良かったのじゃ~」
シーサーたんとシーサーたんたんは目をギョロギョロさせながら感動の再会を果たした。
「シーサーたんたんって名前なんですねにゃん」
「そうみたいだね。会えて良かったね」
わたしは、シーサーたんとシーサーたんたんを眺めながら言った。
「シーサーは口を開いているのがオスで口を閉じているのがメスらしいね」
みっきーが言った。
「うにゃん、みっきーそれってシーサーたんは女の子なんですかにゃん?」
「うん、口を閉じているしそれにわたしって言っているよね」
「シーサーたんは男の子だと思っていましたにゃん。びっくりですにゃん」
「このわたしの可愛らしい顔を見て男の子と間違えるとはなんて奴なんじゃ~」
シーサーたんはぴょーんとジャンプをしてミケネコーンの前にやって来た。
「うにゃん? シーサーたんの顔って可愛いですかにゃん?」
「可愛いに決まっているのじゃ~」
「そうですかにゃん? それは失礼しましたにゃん。でもミケネコーンのことも女の子と間違えましたにゃん」
ミケネコーンはぷくぷくと頬を膨らませた。どちらかと言うとミケネコーンが女の子に見えてシーサーたんが男の子に見える。
「まあ、お互いに間違えたからおあいこじゃ~」
「うにゃん。そうですにゃん」
ミケネコーンとシーサーたんは笑い合った。
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