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リスカ
彼女の腕には傷がある。
華奢な腕には無数の傷があり僕はその数だけ涙を流し歯をくいしばりながら支え続けた。
必死だった……彼女が命を絶たないようにと↓↓
僕は彼女が眠りにつくまで側にいた。
『しんじ君。。寝てぃぃょ?』
『ぃぃって♪ほらッ。早く寝な』
彼女の髪を撫でると小さな寝息が聞こえた。
彼女の無邪気な寝顔を見るたびに涙がこぼれる……
『泣くな、俺』
目をこすりタバコに火をつけた。
煙りを吐き出し、真っ暗な空を見つめた。
どぅしてかぉりなんだょ。こんな頑張ってるのに…僕が変われるなら変わりたい。。。
わかってる。こんなことを言ったところで変わらなぃのに。
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