調教師の調教記録

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ここは表では言えないような物が集まる闇オークション会場がある建物。働いている者も犯罪者や身寄りのないものばかりで、一人二人居なくなったところで誰にも騒がれない奴ばかり。 そんな俺は孤児院で育ち身売りをされてここに来た。昔の事は思い出したくもないが、今の生活が良い物だとも思わない。 老若男女関係無く頼まれた通りに調教をするのが俺に与えられた仕事。なんでも調教師がすぐ買われたり逃げたりして長続きしなくて困っているとここの主人に言われた。 白髪に薄緑の瞳の優しそうな老紳士風の見た目をしているが、誰も逆らえないのを良いことに誰彼構わず手をつけているのを俺は知っている。俺も何度か呼ばれたからな。 白い仮面に黒衣の男達は重犯罪者や主人の機嫌を損ねた奴で、顔を溶かされ口も縫われて食事といえばチューブで与えられる物を飲む事しか出来ないらしい。もちろん生殖器は切除されていて、人権など与えられてはいないと聞く。 紙袋からもうひとつ桃饅頭を取り出し食べていればシーツが綺麗に敷かれ、しばらく待っていれば綺麗になった少年がベッドに寝かされた。匂いを嗅げば石鹸の良い香りがする。 また桃饅頭を咥えて幼い少年手首を見る。赤くなっていて痛々しいが、どんな手段も問わないとあるので逃げないよう四肢を切り落とす手段だって俺は取れるんだ。だが俺も鬼ではないし、別に目的が果たせるなら無理に血を流す必要もないと思っている。
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