キャット☆ドリーマ

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  「そ、こ…ッ」 (ナカは、ダメなの…っ)  そこにはさっきまでの、凶行の名残としてあの男の精液がたっぷり残っている。  …本能の赴くまま、精を放たれ犯された体を、力に弄って欲しくない。   せめて汚れは自分の手で洗い流して、それから…と思っているのに、よほどトーマのナカの熱がお気に召したのだろう、一本、二本、と指の数を増やした力は呼吸を乱し始めると、ガチガチに勃ち上がった屹立をトーマの腿に当て、内股に擦りつけ始めた。 「は、ぁ…っ…!」 「って…待って、ちか…!」 (まだダメぇっ!)  くちゅくちゅっと泡立ち力の指を濡らす音からも、ナカに入っていたモノが外へ流れ出して行っているのが、柔肉を伝い落ちる感覚でも分かった。  だけどまだ、奥の奥に力のではない、ほかの男が放ったモノの感触が残っていて…  この状態で繋がるのだけは嫌だ、と思っていることを伝えるために、腰を抱く力の腕を両手で持ち上げ、噛みついた。 '
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