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「っ、て!」
尖った歯の咬み跡が力の腕に残り、ぷつ、と血の粒が浮かび上がる。
刹那の痛みで我に返った力の方へ体を返し、ナカに入り込んでいた指を片手で外して向き合うと、トーマはいたずらっ子を叱る母親のように
「待ってって、言った」
だからダメでしょ、と、その眼差しで力のことを嗜めた。
「ナカに…まだ、あの人のが、残ってるから…」
だからもうちょっと待って、と言う代わりに、壁に背中をあずけて片足を抱え上げると、腕を後ろへ回し、陰部を力に見せびらかすように体の前へ腰を突き出し、自分の指を後孔へ突き入れた。
「う、んっ…!」
自分のモノとは全く違う色合いをして蜜を零し、己れの昂りを視覚でも訴える、トーマのぺニス。
淡い金色の陰毛は雨細工のように見え、カタチの良い双球を繰り返し動かしている指の律動で揺らし後孔から白濁を掻き出す様は、淫乱としか言いようがない。
(や、べぇっ…!)
眺めているだけでイキそうになった力はトーマが持ち上げている足首を掴むと、その細い足を肩に担ぎ上げた。
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