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「わ、わた、私は」
あっ、声が出た。
「私は、、私が、生きたいように、生きてるだけ。あなたと、、同じ、、」
言いたいことを言ってやった。言い切ってから、リーダー女の目を見た。すごく怒ってるのがわかる。
「こいつ、、!」
リーダー女は手を振り上げる。やばい、やばい、、!また、体中の震えが、止まらなくなる。
「ふぅーー、、」
「うるせぇよ。さっさと消えろ」
リーダー女は、大きく息を吐いた後、そう言い捨てて仲間の女子たちの元に戻って行った。
私は安心して、しばらく立ち尽くす。十秒もすると震えが収まったので、足早に扉に向かった。
窓から空を見上げながら、廊下を歩く。今日も青空が広がっており、まるで私の心の中のようだ。
「私、強くなったようだよ。ありがとう、ありがとう、、」
そっと小さくつぶやく。
止められない。
止められない、この気持ち。
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