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了解の言葉を返される間もなく、すぐさまフレガータ社が常駐させている私兵たちが反撃してきた。テスタメント3がフラッシュ・グレネードを投げる。白色の炸裂。
M4アサルトライフルで武装した私兵が視覚への情報過剰によろついている。テスタメント・チームは効率よく敵の頭を撃ち抜きつつ、進んでいった。
フレガータ社のロゴの入ったジャージ姿のトレーナーと、そのトレーナーとともに生活している十歳ぐらいの子供がいた。
テスタメント・チームのサブマシンガンがまずは少年に向けられ、頭部、心臓も撃ち抜かれて、即死してしまう。フレガータ社にとっていちばんの資産である育成中の〈天使〉が。抱きかかえて嗚咽しているフレガータ社のトレーナーも射殺する。
サイレンが鳴り響く。
フレガータ社も何が起きているのかわかったようだった。
〈グローリー・タワー〉の最上階近くの窓は普通のものではなく、外部へ向けての偽装処理がなされていた。ドローンでの偵察に備え、ガラスには降ろされたカーテンや、あけたままで入居者の室内が見える。そのように偽装されていた。
襲撃する人類純血保護機構のテスタメント・チームのヘルメットには小さなカメラが取り付けられており、そのままデータが本部へ暗号化されて送信される。
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