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一章〜兵士になる!〜
2005年、悪魔大規模追放。
ある日人間の国の人口約3割を超える人数が突然「魔術」を使えるようになった。
恐怖した政府はその者等を悪魔と言い、国から追放した。だがやがてその集団は国を作り、科学を使う人間の国「サイエス」魔術を使う者等の国「ソサリア」2つの国に人間の国は別れた。そして2060年の今、長きに渡る2王国戦争の最中である。
「と、言う訳だ…分かったか、補修は給料出ねえから早く終わらせたいんだが!」
「? 全然何言ってか分かんねぇぞアラレちゃん」
「僕も…全然分からないです…」
「補修用に分かりやすーく教えてやってるのに…ガラン、モロモ、そんなんじゃ兵士になれないぞ!お前等の親御さんが一生懸命働いてこの名門ペコリンチョ中学に通わせてるのに…お前らはアレがコレでソレソレ…」
「あーうるさい!明日からちゃんとやるからさー」
このうるさくて汚い人間アラレは俺の担任で、いっつもガミガミうるさい奴。正直早く卒業して兵士になって、コイツの元から離れたい。
「根暗のモロモと不真面目ガラン。お前らはこんな呼ばれ方で悔しくないのか!」
「別に〜。俺が本気になればあんな雑魚達何て秒殺だし!可哀想だから手ェ出してないだけ!
モロモ!お前も本気出せば強いんだから、たまにはやり返せば良いんだよ!」
「………もう二度と味わいたくないんだ。人を殴る感触。あの悲鳴。」
「はぁ?じゃあ何でお前兵士なんかに…」
「…まぁお前らも兵士になる為日々精進するように!」
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