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怪獣戦争
怪獣自衛隊はシン広島から瀬戸内海へ抜け、日本海経由でシン東京湾に到着。怪獣は既に築地島で暴れているようだ「こちら紫電改、怪獣に接近します」古田に報告しながら徐々に距離を詰めていく。
怪獣はさっそくこちらに気付き、マシンにタックルをしてくるが、頭を掴み勢いよく膝蹴り。装甲を強くしたぶん怪獣には答えたようだ「俺たちも学んでるんだよ。銃撃戦ダウンロード」
マシンの両手にライフルを召喚し、怪獣の顎に集中放火。しかし怪獣はこれだけでは堪えない。下から尻尾を巻き付けてマシンの動きを封じると、口を開き破壊光線の予備動作に入る。そこにつかさずもう一機がライフルを撃ち込む。
「今回は一人じゃないの、そこが弱点のようね」
囮の一体の顔面を砕き復讐を果たしたが、予測通り怪獣は同胞を呼んでおり数匹が海上からぞろぞろと二機を包囲してくる「あれを使うか」
「まだです、効果範囲まで引き付けて下さい。効果範囲まで五キロ、四キロ三キロ、ニキロ、あと少し」
「充分だろ」
「待って下さい、あと八十メートル、七十、六十、えっ!」
うち一体が沈黙を破り突進してきた。
「もう待てないぞ、フレア発射!」
浅見はマシンからフレアを射出し、甲高い高周波と眩い閃光を放つ。怪獣たちの感覚を奪う。
「早すぎる、マシン機体の温度下降」
鬼頭は機体の温度を冷却し、閃光の中に走り出す。ブレードを召喚し、斬りかかるが、怪獣たちはもう一段階進化していた。
目も鼻も耳もなく、筋肉質な手足に大きな口だけの怪物だ。猛獣の勢いでマシンに飛びかかってくる「こいつ、松果体で機体の位置を把握してるの?」
「刀剣戦ダウンロード!」
浅見はマシンにブレードを二刀流で装備させると、怪物の胴体をタテ、ヨコに切断「小細工は通用しないか」
「そのようです、しかも一体だけではない。気を付けて下さい」
怪獣たちは次々に浅見と鬼頭のマシンに飛びかかってくるが、二刀で素早く一刀両断にする。しかし、マシンは二体がかりでブレードを抑えこまれてしまう。
「刀が欲しけりゃくれてやるよ」
捕まれた刀を柄からぐいと押し、怪獣の胸元に突き刺し、前方の怪獣と組み合いに。クリンチ状態になり肘打ちと膝蹴りをするが、腕で防御される。意に介さず頭突きを食らわすも怪獣には効いていない。
「肉弾戦アップデート版をダウンロード!」
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