芽生えたもの

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芽生えたもの

 クックの命と自分の命の選択に迫られた時、勇渚が選んだのは、どちらかの命ではなく、命そのものを救うことを選択した。誰かを救うことはとても大切であるが、自分の命もまた、同じ重さで大切なのである。  命に優先順位などない。勇渚の中で、『自分も含め命は平等である』という考えが芽生えた瞬間であった。      ─ 拾った石は不思議石 ─          おわり
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