チェリー

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「おい。メガネ。」 美術室から出てきたメガネに声をかけた。 ビクついてるのがバレバレ。 「何…?」 「お前、山田と付き合ってんの?あんな変態すぎなことやるくらいだから、やりまくってんだろ?どーせ。」 「山田先生と付き合ってないし、やるって何かわからないよ。」 「はー?じゃあ、何であんなことさせてるのってこと。理由教えなきゃバラす。」 「バラさないで!お願いだから。」 「じゃあ、理由話せ。」 「僕、学年トップなんだ。成績。」 「それと、あの変態の格好が何の関係があるんだ?」 「テストではトップだけど、美術が破滅的で。母さんは成績もオール5じゃないと許さないって。」 「だから、美術の点数あげてもらうのにあんな格好してたのか?」 「そう…なんだ。」 「それはバラされたら困るだろうな。」 「止めてくれよ!」 「じゃあ、やらせろ一回。」 意地悪で言ってみた。ヤロウとはする趣味ねーし。俺。
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