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西城の予測通り、心美の姿も完全な停滞期に陥った。
そして、この時の発言が後に全てを崩壊させてゆく――、
「実は……」
彼は、今まで取り組んだ真実を彼女に告白した。
愛するが故、彼女の過去の姿を望み、そして老い行くであろう残りの人生の為にも健康を意識した願いだと――。
『きっと……、理解してくれる』
彼女は彼の想いを受け止め、涙ながらに言葉を告げた。
「ありがとう……。
私、頑張ってみる」と――。
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