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もう流石にいいだろうと思った。
これから何人増えようと同じだ、気持ちの整理はついた。証拠を叩き付けて別れよう!そう思った時、スマホが光った。
[久里、今何してる?今からそっち行っていいかな?で明日は久里の家から出勤したい]
PCの画面を見た。また隣の部屋らしい。目の前に別の女がいるにも係わらずこんなメールを平然と打っている奴。
奴の考えている事はわかっている。明日の月曜日のラッシュが嫌いな奴は、自分の会社に近い私の家から出勤する方が楽だからだ。
ふつふつと体じゅうに怒りが沸いて来た。
このまま黙って別れるものか!Gちゃんにはもうひと働きしてもらおう。
それから4日かけ、奴を凝らしめる段取りは付けた。
後は十畳さんにお願いするだけだ。
「もしもし、九十です」
「おう!順調かな?」
「はい、証拠は固めました。それで実は十畳さんにお願いがあって……勿論追加料金はお支払します」
それからお願いの内容を話し、快諾してくれ、全ての準備は整った。
決戦は金曜日の夜だ!
[金曜日の夜、1時間だけでも時間ある?スッゴクビックリするプレゼント渡したいの。いつものカフェで待ってます]
返事が来た。
[仕事の調整してみる。無理なら日曜日の夜に行くよ]
まただよ!
スマホに吐き捨てた。
「もう手は打ってあるから他の女達には断られますよーだ!」
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