Gが飛ぶ! ~九条探偵事務所~

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「ならば聞きます。この女性達のそれぞれの担当は?」 「その若いのがまぁ体っちゅうのかな?そんでその車の女は経済的支援係、そのキャピッてるのが娯楽係、つまりストレス解消の遊び相手、んでお隣さんは俺の世話係ってとこかな?まぁこれもモテる男の才能ですかね」 テーブルをひっくり返してやろうか位頭に来たが、それでは計画が台無しだ。 「わかりました。ならば別に私がいなくなってもこまりませんね?さようなら!」 「はいよ~!今までありがとねぇ~!」 「ふん!呑気に手を振っていられるのも今のうちよ!」 そう吐き捨て店を出て待たせてあった車に乗った。 行き先は奴のお隣の家。そこに若い美怜ちゃん、お金持ちの清美さん、元気な茜ちゃん、そして家主の紫乃さん。そして十畳さんと八十さんが待っている。この車は清美さんが用意してくれた。 私はあれからGちゃんに働いてもらい奴と会った後の彼女達に声をかけ、写真を見せた、そして皆で今日の作戦を立てた。 何も知らない奴は今頃平然と別の彼女らに会えないかと連絡しているのだろう。
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