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裸体で僕は宇宙空間を漂っていた
望んだ魂と云う形
大きな魂の水晶の結晶の塊へ帰還する時期(とき)
碧い星が観える
君の棲む星
地球(テラ)
君は僕の欠片の一部なのか
君の欠片が僕の心臓に突き刺さっていたのか
今では知る術もない
沢山降り注ぐ
暗黒物質と暗黒エネルギーが
無限の粒子に乗って全てを通り抜けてゆく
癖瑠璃の地球(テラ)に触れようとすると
何故か弾き返されて
僕はもうこの惑星に近づけないのだな
僕が自ら望んだのに
癖瑠璃の泪が何故か止まらなくて
この星がこんなにも美しくて愛おしい
進化し生命を育んだ命の水の星
こんなにも懐かしいだなんて
でも帰れないから僕はもう別の場所へゆくよ
もしも生まれ変われるのなら
僕は宇宙に輝く蒼白い巨大な恒星になりたい
そしてその命が尽きた時期(とき)
砕け散って全ての物に降り注ぎたい
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