食べる

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4章 目玉 中学生の頃はホントにいろんなものに興味がありましたね。 中学3年の時に、クラスメイトと話をしていたんですよ。 陰キャでいじめられるような奴だったんですけど、目が綺麗でね。 その目を、「食べたい」と思ったんですよ。 家でゲームやってたんですが、横顔をみていてそう思いました。 それで、そいつを押さえつけて、右目に指を突っ込んだんです。 痛がって抵抗されましたが、馬乗りになって、そいつの目を、抉り出しました。 神経がびょーんと伸びて、つい笑ってしまいましたね。 で、力任せにひきちぎって、口に入れました。 意外に大きくて、ビックリしましたね。 で、やっとの思いで噛み砕いて、飲み込みました。 味はしませんでした。血の味だけでしたね。 そのことで、僕は入院しました。 はい、精神科です。 そいつの名前ですか? ええと。 覚えてないですね。
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