新出会い系サイトのレイプマンの話

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ハアハア、ハアハア、田中理沙は黒い革靴を履いて、下着姿のまま一目散にガソリンスタンドの敷地の中を走り出した。早く早く、遠くに逃げなければ、ならなかった。ゆっくり衣服を身につける暇もなかった。早く身を隠すことが先決だった。あの恐ろしいレイプマンが、後ろから追ってくるのは目に見えていた。田中理沙は、静まり返った道路を、下着姿のまま必死になって走った。ここは、千葉市から、離れた場所なの?千葉市なら、あまり遠くに離れた事にならない。現在地がわからないから、頭がパニック状態になってしまった。こんな、今どこにいるのか?、わからないことが、辛い事とは思わなかった。走っても、誰もいないし、民家も、明かりも見えて来ない。見えるのは雑草と山ばかりだった。ハアハア、ハアハア、田中理沙の呼吸は乱れていた。このままでは、あいつの乗って来た車に、おいつかれてしまう。それに早く自分自身の身を隠す必要に迫られていた。田中理沙のピンク色のパンティーの下は、寒さで鳥肌が立っていた。
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