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おっと、待ちなよ、!お姉さん!なんで目の前に新聞紙が敷かれていると思う?ガソリンスタンドの暗闇の中で、田中理沙に話掛けてくる黒田明は、少し笑いながら話しかけて来た。ガラスの破片が凄く落ちているんだ。知らないで裸足で歩くと、とたんにガラスの破片が、足に刺さってしまい大変なことになる。だから慌てないで気をつけろよと、言っているんだ。確かに黒田明の言うとおりだった。黒田明は、イケメンで親切な人と、勝手に思い込んだ田中理沙は、慌てん坊だったのか?それとも職場が
銀行で貸付業務をしていたので、緊張してストレスがたまっていたのか?本人も精神的に迷っていたのかもしれない。田中理沙は本人の適正と、希望で貸付業務に追われていた。また、年齢が25歳で若いから山口課長の下で修行をしている身分だった。大学を卒業しても普通は男性社員の仕事になるのだが、山口課長も、もしかしたら、この女子社員は、可能性があると信じられての任務だった。
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