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どんな人を好きになるか?
?なんでそんなこと僕に聞くんですか?
と、僕は、野暮な事を訊く、その漢に対して、敢えて尋ねたである。
?いや?普通の雑談だよ?
あ、そうですね?
そう言って、私は彼の発言に耳を澄ましていた。
だが、この漢は随分、変わった人間だ。
聞いてて思う。
発言が初めて聞く言葉ばかりだ。
それに、世間一般的に、非難される側の人間を殊更庇うのは何故だろう?
随分変わっている。
私はこの男と話していて、常々疑問に思っていたが、彼が悪い漢だと言う世間の評判や、乞食だとか、馬鹿にされている世界で金を得ていたが、全く私には、初めて存在を知ってから、お互いもう2年経っているが、距離は確か、僕の記憶が確かなら、彼との距離感は最初から、至近距離だった。
いや?厳密に言えば、そんな事はあり得ない。
ツイキャスの人間で、配信をしている人間と、私の距離感が無いと言う事は、1人だけ、エロイプで女としけ込んでた、メス聲のキショいゲスな嗤い方をする奴が、所詮、携帯の板なのに対して、それ以外の人間と、私の距離感が、信じられないが、同じ時と場所にいた。
本当に信じられない事だが、私の知っている、あいおいって奴と、げんちゃんってニックネームの奴は、生身の人間で、私と似ている部族にいた。
それは、画面を突き破って一対一の、真人間で、肌の温もりがある、人情風情が、あったので、これは私の居場所だった。
その世界には、縁がないし、金を得る事に罪の意識が根強く、私は敢えて収益化していない。
だからか、知らないが、関係性が良かったのは、幸いした。
同業者では無かったことが、敵視しない、絶対条件だった。
因みに、何故、彼等に惹かれるかは、ノーコメントだ。
俺は、過去の前科が有る以前に、被害者だった者同士の繋がりがあった。
伴侶もまた、同じく同類だった。
好きになる人間が悪いのではない。
好きになって良い人だった。
"伊達にあの世は視てない"
その言葉の意味は、僕と彼女との腐れ縁が見事に物語っている。
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