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「ァ……ハァ、アン……ッ」
安っぽいホテル……だけど、守さんの腕の中はどんな高級ホテルのベッドも敵わないほどの居心地の良さを覚える。
ダブルベッドの上、私たちは生まれたままの姿で抱き合っていた。
守さんが刻むリズムを体中で感じながら、そして私の上でセクシーな表情を見せる彼に私は既に夢見心地状態だった。
彼の律動に酔いしれながら、どこか冷静な自分が誰に対してか云い訳を並べていた。
『こんな初対面の人と、出会ってすぐセックスするような軽い女じゃないのに……』
と。
守さんにそんなふうに思われたくなかったんだ……
だけど、彼の逞しい胸板や額、頬から滴る汗が私にこぼれる度、そんな事どうでもよくなっていた……
最奥で守さんを感じ、満たされ、そして更なる刺激に喘ぐ私……
強く抱きしめられ、そして深い口吻けを交わした瞬間、私は何度目かの絶頂を迎えた……
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