Secret STYLE

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生まれて初めてのカーセックス……誰かに見られるかもしれない、と云うスリル。 そのスリルが、私をいつもより敏感にさせて感度を増幅させてゆく。 スルリとスカートの裾から侵入してきた守さんの手が、強く私の臀部を鷲掴みにする。 守さんの長い指が素肌に食い込む度、私はビクビクと体を反応させてしまう。 その反応が、私の膣内にいる守さんにも伝わるのか、彼は肩眉を顰めて少し苦しそうな表情を見せる。 「アァ……彩乃のナカ……すっごい気持ちイイ……クッ!」 ギュウっと強く抱きしめられ、耳許で切なげに囁かれた守さんの声と言葉に、私の子宮の奥が再びキュンとなる。 瞬間、守さん自身を締め付けてしまったようで、「ウッ」と低く呻く声が聞こえた。 そして私を突き上げる守さんの腰の動きが少し荒くなり、彼の表情から徐々に余裕がなくなっていく。 その表情から、絶頂が近いのだと悟る。 実は、ずっと耐えていたけど、私も絶頂寸前だったのだ…… 「ハァ……彩乃……ごめん。イキ、そう……」 「私も……ハァ……」 男性の耐えるような表情を"綺麗だ"と思ったのは、守さんに出会って初めて知った感情。 そして「一緒に……」と小さく呟いた守さんは、私の返事も待たずに激しく腰を振り出した。 目をギュッと閉じ、唇を真一文字に結んだ守さんを少し前傾姿勢になりながら見下ろす。 最奥まで届く守さんを感じながら、私は彼の両肩に手を置いて彼の刻む律動に身を任せる。 守さんの両手がガッチリと私のウエストを固定して、車体が大きく揺れるほどガンガン突き上げてくる。 「アッ、アッ……守、さん……もう……」 「彩乃……彩乃……くぅッ!」 限界だった私が言葉切れ切れにそう訴えると、守さんが低く呻くように私の名を呼んでひと際大きく腰を突き上げてきた。 瞬間、私の中で何かが弾け、下肢の中心から広がってゆく甘い感覚に体をビクビクとケイレンさせる。 守さんも精を吐き出したのか、緩やかに数度抜き差しを繰り返して動きを止める。 全身の力が抜けた私は、守さんの逞しい胸板の上に倒れ込んだ。 そんな私を、守さんは優しく受け止め抱き締めてくれる。 繋がったまま抱き合い、私のナカでまだ脈動している守さんを感じながら私たちは濃厚なキスを交わす。 「ハァ……ハァ……」 荒く繰り返される呼吸と連動して上下する守さんの胸板。 その浮き沈みも、今の私には心地よいリズムだった。 そしてゆっくりと私の頭を撫でながら、守さんは私の耳許で静かに囁いた。 「……まだ、彩乃を感じ足りない。もっと君がほしい。彩乃は……?」 「……」
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