プロローグ

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「な……なんだこの音?」  恐る恐る辺りを見回すと。  グーーーーン……。    巨大なウインチの巻かれる音と共に、立っているのもやっとの振動が部屋全体に広がりだした。 「う!!」  部屋自体が怖いぐらいの速さで勢いよく降りだし、パイプクリーナーと工具箱を持つ手に力を入れる。ハッとして天井を見上げた。グングンと天井は空の高さまで上がっていった。 「な! なんだこの家ーーー!!」
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