09:あとがきで締めようと思ったらいきなり事情が変わった(二〇二〇年)

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09:あとがきで締めようと思ったらいきなり事情が変わった(二〇二〇年)

 さて、お付き合いありがとうございました。  私の経験は、何らかの参考になっただろうか。不安ではある。  そして私は今年も実績が無く、ワナビのままなんだぜイエーイ!!  ……で終わらせようとしたら、実は事情が変わった。  今年の春に結果発表があった、エブリスタの『超・妄想コンテスト』の『それからの日々』というお題で、佳作をいただいてしまった。  その上、『5分後に不思議の国のラスト』という短編集に、拙作『勇者が迎えた奥様は』が、収録されたのだ。  最初に連絡が届いた時は、五度見くらいした後に、 「これ、騙されてるのでは?」  と疑心暗鬼になって、エブリスタさんに問い合わせをした。本物だった。  タイトルからわかっていただけると思うが、完全に手癖で書いた作品である。それを「アリだ」と認めていただけたのは、自己肯定感がブラジルへ突き抜けて凹んでいる私でも、さすがに自信になった。  エブリスタの皆様、出版社様、ありがとうございます。
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