外部生!

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外部生!

入学式が終わり外部生、黒川鈴は緊張していた。周りは知らない人しかいない。昔から引っ込み思案な彼女は誰にも話しかけずに1人で固まっていた。そんな中彼女に話しかけた人がいた。その人物は、宮上虹夏だった。 『黒川さん?であってるよね。宮上虹夏です!制服めっちゃ似合うね〜。』 ノリで話しかけてきたのだろうか。彼女はあどけなく笑った。鈴は戸惑いながらも返事をした。 『ありがとう、宮上さん。話しかけてくれてありがとう。まだ友達ができないんだ』寂しそうに言った。 『え!じゃあ友達ね私たち。私のことは “エコ”って呼んで!みやうえこなつだから、みんな苗字と名前の真ん中でエコって呼ぶんだ。』それと、と続けて彼女は話す。 『私も一応外部生外部生なの。でも幼稚園がここの系列だったからまあまあ友達がいるんだよね。』と言いながら彼女は内部生と見られる集団を指さした。そこには、向日葵達がいた。 『そうなんだね。私のことは鈴って呼んでくれたらいいかな。よろしくね。』 と会話をしていたら待機時間が終わり下校となった。
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