2.スイートルームでの予想外すぎる一夜

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(ど、どうしよう……こう言う時、がっついても良いんだろうか?)  香澄は、次何をするべきかを考えるために、両手を膝に置いたまま必死に頭をフル回転させる。  すると、スッと香澄の唇にピンク色のマカロンが押し当てられた。 「このマカロンは、食感が軽くて味も面白いんですよ」  男性の言葉と、マカロンの美味しそうなふわふわ食感に誘惑された香澄は、ついパクリと口に入れてしまった。  男性の指が微かに唇に触れたことに最初は恥ずかしかったが (お、おいしい……!!)  マカロンのあまりの美味しさに、香澄の羞恥心など一気に吹っ飛んでしまった。  これは何の味のマカロンですか?  お土産に買えますか?  そんなことを聞くために、男性の方を見た……はずだった。  けれど、香澄が男性の顔を見た瞬間、質問の言葉が一気に脳内から消えていってしまった。 (そ……その顔の意味は……!?)
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