あの夜の出来事

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 郁は一つ息を吐いて、 「わかんないけど……次は、本気で好きな男とは簡単にヤらないほうがいいかも、しれない」  郁の言葉に、華音の唇が一瞬への字に歪んだ。  過去の自分の行いを悔やむような、全てを諦めるような目をして……やがて、男友達に見せる笑みになって肩を竦めた。 「……覚えておく」
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