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ナイン「…これからテンをどうするつもりだ?」
漣「とにかく十造様は俺が保護する。さ、はやく縄を解いてくれ」
ナイン「わかったよ」ぶちっ
漣「よし、さあ!十造様!早く!」
十造「…やだ!」
漣「なっ!?」
十造「テン、ママとじゃなきゃイヤ!」
漣「な、何を言ってるのですか!?早く母君である竜王様の元に戻らなければあなたは…!」
十造「…やだ!テンのママは、ママだけ!」ぎゅっ
ナイン「テン…」
漣「まさか竜の子供をここまで懐かせる人間がいるとは……」
ナイン「…そういうこった。とにかくテンはまだ帰らねえ。なんとか言い聞かせるからよ。もう少し時間をくれや」
漣「…そのようだな。承知した、ならば一週間後またここに来る。その時には…」
ナイン「わかってるよ」
漣「…曲がりなりにも十造様を保護していただき感謝する。では…」シュバッ
ユリマ「行っちゃった…」
ツェベル「ナインさん…」
ピリカ「はう~…」
ナイン「…………」
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