面影と。

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ー数時間前ー 漣「もうすぐ竜の里です、十造様。お母様がお待ちしております」 十造「むう…。サザナミ、テンのママはどんなヒト?」 漣「…覚えておらずとも仕方なきこと。十造様のお母様は立派なお方。きっとお会いになれればさぞ喜ばれると思われますぞ」 十造「………」 漣「さあ、急ぎましょう」ザザッ ー竜の里ー 漣「なっ…!?こ、これは…里が…里が………壊滅しておる!?」 十造「………むうっ!?」 漣「一体誰がこんな…!?はっ!?」 「死ねえっ!!」 漣「ぐはっ…!!じゅ、じゅう…ぞう……さま……」がくっ 十造「サザナミ!!」 「くっくっくっ。まさか竜人族の王子がノコノコ戻ってくるとはな…探し出す手間が省けたわ。…捕まえろ!」 「はっ!!」ババっ 十造「ううっ!?」 「これで女王を手懐けたも同然…。悪いがしばらく人質になってもらうぞ」 十造「む~~む~~」
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