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「初めまして、夢咲くん。私はこの学園の生徒会副会長を務める二年の東雲 恵と申します。」
「あ、同じく生徒会補佐を務めております!橘 伊月で〜す!よろしくね!夢咲くん!」
補佐?!補佐ってなにすんだろ。ま、まぁ、今はどうでもいいか、
副会長───東雲 恵(しののめ けい)
補佐───橘 伊月(たちばな いつき)
二人ともびっくりするほどの美形で、それも王道学園みたいだと思った。
けど何だろう。何というか、あまりこっちに関心が無いような、少し壁を感じる。
まぁ、こんな訳のわからん格好した転入生なんて感心持てないよな、一般的には。
けれどもここは王道学園。ここからが本番だ。
まずは副会長の嘘くさいあの笑顔を指摘しよう。
そしたら副会長ルートはクリアだな。
そして俺は王道転入生のように副会長の笑顔を指摘した。
「──なぁ、何でそんな笑顔張り付けてるんだよ。そんなんじゃ友達なんてできないぞ?俺と友達になろうぜ!」
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