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「「あ、帰ってきた!お帰り!…それで?転入生はどうだったの?」」
そう聞いてきたのは庶務こと如月春と秋。
2年生で同い年!と言うか生徒会みんな同い年!2人ともちょっと飽きっぽいけどめちゃくちゃ優秀。この2人も友達!
「どうもこうも、あんな失礼な生徒は初めてですよ。もう金輪際顔も見たくないです。」
「へ〜、けーちゃんがそこまで言うなんて珍しいね。」
「そんなに嫌な奴だったの?」
チラッと俺へと視線を向ける春と秋。
転入生の話が出て、一気に機嫌が悪くなった恵を見兼ねて俺に話を振ったんだろうな〜。
「なんかね、恵に『何でそんな笑顔貼り付けてるんだよ。それじゃ友達なんて出来ないぞ?俺と友どちになろうぜ!』って言って来たんだよね、それで恵がキレちゃった」
俺がそう答えると、5人ともうわぁ、って顔になった。
うん、絶対そうなると思った。
「やっぱり伊月を同行させて正解だったな」
「う、…ん。伊月、いい、こ……」
「ふふっ、ありがと」
そう話す2人は会長の神宮寺翔と書記の早乙女愁!もちろん2人も友達!
翔はこの学園の中で1番人気のひと!そんでもってリーダーシップもあってみんなをまとめあげてるめちゃくちゃ優秀な人。
愁は生徒会の中で一番背が高くて、ワンちゃんみたいな人。
話すのが苦手で、前髪を目で隠しちゃってるんだけど、笑うとめっちゃ可愛いんだぁ。
「いっちゃん、大丈夫だった?何か変なことされなかった?」
「うん大丈夫!」
そうやって聞いてくれたのは会計の香月葵!もちろん葵も友達。
いつも俺のこと過保護すぎるんじゃないかってぐらい心配してくれる。俺の幼馴染。
そしてさっき紹介した恵と俺の7人で生徒会役員。
仕事は多いし、大変なこともあるけど毎日めちゃくちゃ楽しいんだ〜。
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