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Essence2
今日は、高校の入学式である。
わたし、リンリンはファンとかに見つからないようタクシーで門をくぐった。
「キャーリン様よ〜
やっぱり綺麗ね〜」
そんな声がチラホラと聞こえる中、1人だけ素知らぬ顔で横を通り抜けていく少女がいた。
どこかで、会ったことあるような顔だ。
でも、思い出せない。
わたしは悶々とする。
そんな中少女は学校の中へと入っていく。
少女の方は目が合うと直ぐ目を背ける。
普通の人なら、感じ悪ってもうどうでも、良くなるのだろうが。
何せリンは、拒絶されるのが初めだった。
その少女のことだけを考えているが、
取り巻きたちはどこまでも着いてくる。
「リン様カバンお持ちしましょうか?」
「お気になさらないで、
自分で持てるから、大丈夫よ。」
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