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「えっ……二日続けてなんて、大丈夫なの?」
「ああ、うちのやつら、泊まりがけでディズニー行ってんだよ、友達親子と。学校休んで」
「そうなんだ」
亘は共犯者めいた眼差しでわたしを見つめると、軽くキスして、一足先に出ていった。
その背中を見送りながら、わたしは両手で頬をぱんぱんと叩いて、緩んだ表情を仕事モードに切り替えた。
今日は、朝までいるんだろうなと思っていた。
奥さんもお嬢さんも留守だというから。
***
でも……
いつものようにわたしの部屋でテイクアウトの食事を済ませ、シャワーを浴びて、ベッドで抱き合って……
そして……
いつもの時間に、亘はやはり帰り支度を始めた。
「帰るの?」
「ああ、普段と違うことをすると験(げん)が悪そうだからな」
なんだ……
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