第2話 小倉兄弟

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「みんなさ。ここへ来る時、何か不思議な力を感じたり、使う事ができなかったか?」 「あっ!!」「使えるよ!!」 「本当か!?」 オレの質問に、過半数近い弟妹達が大声で即答すると、嬉しさを感じてしまい、思わず大声で叫んでしまった。 「オレ、“神速”が使えるぜ。」 「”しんそく”って何の?」 エンジは真っ先に、自慢するかのように、大きい声で言うと、弟のクザンが彼に問いかけた。 「神の速さの”神速”だよ。」 「どれくらいだよ?」 今度は、少し侮るように、バクヂがエンジに問いかけた。
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