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「みんなさ。ここへ来る時、何か不思議な力を感じたり、使う事ができなかったか?」
「あっ!!」「使えるよ!!」
「本当か!?」
オレの質問に、過半数近い弟妹達が大声で即答すると、嬉しさを感じてしまい、思わず大声で叫んでしまった。
「オレ、“神速”が使えるぜ。」
「”しんそく”って何の?」
エンジは真っ先に、自慢するかのように、大きい声で言うと、弟のクザンが彼に問いかけた。
「神の速さの”神速”だよ。」
「どれくらいだよ?」
今度は、少し侮るように、バクヂがエンジに問いかけた。
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