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「だいたい秒速20mくらいの速さで、走る事ができるぜ。しかも、走ると体が“炎”のように熱くなって、燃えるんだ。」
「何か”神速”にしては、微妙な速さじゃないか? エンジが言うには”新幹線”くらいの速さと期待したんだが・・・」
「しかも、その速さで、空気との”摩擦”で、体が燃えるのも、何かおかしくないか?」
エンジの主張に、バクヂとテツローは批判するかのように言う姿に、彼は負けなかった。
「はぁ? 人間の最高速度は”秒速11m”を超えていないから、20mでも十分”神速”だろ?
しかも、オレの身体の底から”炎”が燃え盛るような”感覚”を感じてよ。燃えているはずなのに、体はちっとも熱く感じないし、着ている衣服だって、全く焼け焦げていないんだぜ。
生身の人間だったら、速度に耐え切れず、焼け死ぬな。」
「エンジも、身体の底から、何か感じるのか?」
「そうそう、兄貴はわかってくれるな。それに対し、テツロ―も何か凄ぇ“能力”使えるのか!?」
罵るように発言したテツローに対し、エンジは少し激昂したように質問をした。
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